塗装を削らずに鏡面加工が出来るんですか?~本当です!しかも塗装を保護しますよ。(動画解説)
こんにちは、リキュウコートです。
今回も、動画の解説を行います。
今回の動画は、先日DIYサンダーを用いて「スポンジバフの磨き」のみでどの程度仕上がるのか?を検証した続きになります。
※ №61の動画でご確認下さい
今回は、前回の磨き残しと再度全体を「ウールバフ磨き」を行って,塗装の鏡面加工が行われる様子をお伝えする動画です。
前回のスポンジバフの磨きで十分だと思われる方も居ると思いますが、リキュウコートの磨きは単純に汚れを除去し光沢を出すだけでは無いという事と、摩擦の違いによってどのような効果・変化が起こるのかという事をお見せしたくて行いました。
また、このDIYサンダーでも私が承知している現象が起こるのかという検証の意味でも知りたいというのが理由です。
最初に説明しておきますが、初心者の方は「ウールバフ磨き」を最初は控えた方がいいと思います。
今回はフェンダーパネルを用いましたが、曲面が多くて逆アールの部分もあります。
その為に今回は、私も正直言って磨きにくかったですし、実際に十分な磨きが出来ない所もありました。
プロが言うの?と思われるかもしれませんが、私が普段使用しているギヤアクションサンダーでは不便は全然感じませんが、このサンダーは構造上、バフで磨く接点が「面」で磨く仕組みになっています。
※ フェンダーパネルは曲面が複合しているのでウールバフが密着しにくい
逆にギヤサンダーは「面]でも「点」でも磨けますので場所によって使い分けが行えますが、このダブルアクションサンダーは、「点」で磨く事が難しいと実感します。
ウールバフは柔軟性が少ないことにより、今回の様な曲面が多い場所では、常に接点が「点」で磨く必要になってしまい初心者の方では難しいかも知れないと思いながら作業しました。
しかし、ボンネットやドアパネルの様な平面が多い場所では「面」で磨けるので、初心者の方でも磨けると思いますが、車というのは曲面が多いので慣れる必要があるので、いきなりというのは難しいと思います。
その点でスポンジバフは「厚み」があり柔軟性が吸収してくれるので、曲面においても常に「面」で磨けることにより誰でも磨けると思います。
すると、初心者方には今回の動画は参考にならないと思われるかも知れませんが、摩擦の効果を知っていて損はありません。
それにスポンジバフにおいても、一年程度の定期的な磨きであれば今回のウールバフ磨きと同様の効果が得られますので参考にして下さい。
今回の使用するパネルは塗装自体に不具合は全くありません。
しかし、5年程度経過していますので、一気に鏡面加工するにはウールバフの強い摩擦力が必要になるからです。
※ スポンジバフ磨きによる「一回磨き」で改善した状態
スポンジバフも、一回磨きで此処まで改善出来たのですから優秀だと評価します。
スポンジバフでも、2回・3回と繰り返せば同様の効果が得られて来ると思います。
そういった意味でウールバフは一気に強い光沢成分の浸透が行える事により、前回よりもさらに光沢の厚みが増したような仕上がりが可能になるという現象です。
コンパウンドの様に削る磨きで鏡面化する場合は塗装の「塗り肌」も削って平滑にする必要がありますが、リキュウコートでは「塗り肌」も残しつつも、コーティング成分により塗装の密度を上げる事により塗装の鏡面化が図れるのです。
そういった意味において、「コンパウンドに出来ない磨き」という事です。
そして、もう一つお伝えしたいのが、いつも「ミラーコート剤」をスプレーするのみの簡単な施工で、本当に効果があるのか?と思われる方も居ると思いますが、塗装の鏡面化には大きな働きを果たします。
私の感覚で説明すると、浸透力が凄くありマルチコート剤で処理した塗装面に強力に吸着します。 膜ではありませんが、強力な薄い膜が張る様な感じで塗装の密度が上がり鏡面磨きを行った様に見えるという事です。
しかし、弱点もあり「傷消し」には向いていないかも知れません。
先程説明したように薄い膜の様にと言ったように、埋める効果より、浸透と吸着に効果がありますので、傷口にも密着するような感じで隠す効果は低いと思います。
埋める効果は「ガラスコーティング剤」の方が厚みがある様な感じですので傷埋めに向いていると思います。
その為に、「トリプルコート」という構成でコーティングを行っています。
ミラーコート剤は強い浸透・吸着だけではなく「撥水効果」も非常に強力です。
その辺りについても、次回の動画で検証したいと思います。
※ 5年程度経過した磨く前の状態
※ 塗装の「塗り肌」を残した鏡面加工が完成
最後に、このDIY用サンダーを用いて、たった2回の磨きで最初の状態から此処まで変化させられるという事は本当に素晴らしいと思います。
この仕上がりを、初心者の方でも同様に行える可能性があるという事が、画期的であるのではないかと私は思います。
今回は「削らない鏡面加工」について解説を行いました。
最後までお付き合い頂き有難うございました。
気になった方はサイトも覗いてみて下さい。
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