これを見れば「削らない磨き」のメカニズムが分かります。~画期的です!(動画解説)

こんにちは、リキュウコートです。

今回も先日投稿した動画の解説を行いたいと思います。


今回の動画は「雨よけバイザーの手磨き」について詳しく解説します。


これまでにもブログ等でバイザーやライト等の樹脂製品についての解説を行いましたが、これらは機械磨きによる施工の解説でした。 


今回は、全て手磨きによる施工です。 


今回の手磨きによる施工で新たな発見?もありました。


自身で様々な症状に対しての施工や実験などを含め商品開発をしておりますが、これまでのメインテーマが、「経験が無くても簡単に磨きが行える」という目線で、機械磨きに重点を置いて研究しておりました。 


その点については、方向性も考え方も間違いではありませんが、どうしてもハンド処理と機械磨きとでは大きな動力の差があるので、機械の方が簡単で楽だという思いが優先して見落としていた事があるのではと感じました。


しかし今回のバイザー磨きを初心者でも出来る様に手磨きを行いましたが、動力だけじゃないケミカルの力を改めて発見しました。


今回使用する素材も軽く10年以上経過した車で、塗装もかなり劣化が進んでいる状態なので、バイザーも機械磨きではないと難しいと思い込んでいました。


勿論、手磨きでも時間を掛けて労力を惜しまなければ綺麗になるという事は理解していましたが、それでは商品として何のメリットも無いと思い込んで手磨きは行って来ませんでした。

※ クロスに少量の丸とコート剤を塗布します

※ 適度に力を入れて均等に手を移動しながら磨きます


その為に、お恥ずかしい話ですが、普段の作業では全く必要が無い為に、手磨きは下手というが苦手で、動画でお見せするのが恥ずかしいというのが正直な思いです。  


まずは、硬めのスポンジパッドにマイクロクロスを巻き付けて「マルチコート剤」を少量塗布しバイザーの一部を試しに手磨きしてみました。 


すると、想像と違いこの下手な手磨きにも関わらず、凄く簡単に薄曇ったバイザーに透明感が出てきたのです。


マルチコート剤にはコーティング成分が配合されている為に、浸透する効果は十分承知していましたが、劣化した素材には摩擦による強制的な浸透が必要だと思っていました。


しかし、その様な摩擦が無くてもクリーナー効果で汚れを除去し、その後にコーティング成分がバイザーのポリカーボーネットの素材に浸透して行く様子が、目に見えて変化していく事に驚かされました。 


これを見て改めて「マルチコート剤」による磨きのメカニズムを見たような気がします。 ポリカ素材と塗装とは素材は違いますが、大きな分類では樹脂です。


まさしく今回見た現象は、バイザーが塗装で言うクリヤー塗装の様なもので、汚れを分解・除去しコーティング成分(樹脂成分)がクリヤー塗料に浸透し透明感が復元される事により、塗装本来の色合いが発色されていく事で、綺麗になってくるという現象が同じだと実感しました。


勿論、この現象により手磨きの動力で、全ての素材において同様の効果が出るという事ではありません。


ただし、まだまだ発見されていないケミカルの反応による効果や現象があるのだと実感した出来事でした。


機械などを使わずに簡単に手磨きで綺麗になる事は、万人に喜ばれる事ですので、この様な現象をこれからも、フラットな考えと目線で発見できるように研究して行きたいと思わせられる出来事でした。


本題に戻りますが、バイザー磨きでも塗装の磨きと共通しているのが、磨きに多少のムラがあっても、綺麗に仕上がるという事が分かりました。 その事により、手先が器用・不器用だという事は関係なく、表現は正しく無いかも知れませんが、案外適当でもそれなりに綺麗になるというのが感想です。


磨く時間も長く掛らずに透明感が復活してきますので、労力面でも疲れるという感じはありませんでした。 あまりにも簡単に透明感が出て来るので、ただただ驚きです。

※ 磨き後にミラーコート剤を少量スプレーしクロスで塗り広げます 


コート剤の塗布も少量で済み、コート剤が磨きにより消化されたら、水を絞ったクロスにて一旦拭き上げた後に、「ミラーコート剤」を少量スプレーし、クロスにて全体に塗る広げ、再度クロスで拭き上げれば完了です。


今回の施工で「ミラーコート剤」を使用する効果(メリット)があるという事が、ある現象から見てとる事が出来ました。


今回、深い解説は控えますがマルチコート剤で磨いた透明感を増幅させる効果もあり、長期に渡り持続出来るようにミラーコート剤にて保護するという役割と効果の為に施工します。 


文章にすると長くなりますが、動画で見て取れる様に全ての工程を行っても数分で完了するという簡単さでした。

※ 短時間で簡単手磨きによるバイザーの仕上がり具合


一度綺麗になると、毎回この様な手間は掛けなくても、通常のクイックメンテナンス(洗車+15分)で持続が可能であると思います。 


今回はバイザーの手磨きについての解説でしたが、リキュウコートの代名詞と言える「削らない磨き」でも綺麗に修復できるというメカニズムを、具体的に目に見える形で表現出来たのではないかと思います。 


最後までお付き合い頂き有難うございました。

気になった方はサイトも覗いてみて下さい。 

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