これはシャンプー洗車ではありません!ガラスコーティングの施工です。(動画解説)
こんにちは、リキュウコートです。
今回も、無編集の動画を補足して解説したいと思います。
今回20本以上の短編動画をUPしましたが、その中でも一番再整数が多いのは今回紹介するコーティングの撒布施工の動画だと思います。
※ 新車のガラスコーティング散布施工の動画
先日紹介した「 磨 き 」は一番と説明しましたが、二本のコーティング撒布動画がいずれも群を抜く再生数である為に、一般の方が興味を持ちやすいのでないかと思います。
高圧洗浄機でシャンプーの撒布は見る事がありますが、コーティング剤の撒布は珍しいのだと思います。
この高圧洗浄機でのコーティング散布施工は、実際はまだ試作段階で本来の撒布施工ではありません。
※ 今回散布施工で使用している高圧洗浄機
この付属の撒布ノズルは本来シャンプーの撒布の為に作られている為に、濃度の調整も無い為に、事前に濃度を計量する必要があり研究中の施工です。
しかし、致命的に改善が難しい点があります。
リキュウコートのガラス・ミラーコート剤は水と反応しますので、このスプレーノズルの内側でケイ素系樹脂が固まる現象により、数回に一回の割合で詰まるトラブルが起こります。
詰まった場合は、コンプレサー(圧縮空気)のエアーで吹き飛ばすと詰まりは直るのですが、一般の方はエアーも無いので、現状での施工はお勧め出来ません。
しかし、私の様な仕事で高圧洗浄機を使用する方にとっては、これで散布施工が出来ると便利だと思って、普段はこれで研究を兼ねて本番の施工を行っています。
リキュウコートの商品として現在推奨販売しているのは専用スプレイヤーです。
※ リキュウコートのトップコート散布用「専用スプレイヤー」
このスプレイヤーは国内では生産されていないので全て輸入によるものです。 またこのスプレイヤーは国内ディラーで撥水シャンプーの施工で使われているのを、見かける事がありますが、濃度を調整するダイヤルもあり現状では最適な施工ツールと思います。
しかし、一般の方でも高圧洗浄機はかなり普及していますので、今後の展開も見据え研究中です。
この手を触れないでコーティング施工が出来るというのは賛否あると思いますが、私やディラーの様に仕事で行う方にとっては、本当に有り難い施工方法だと思います。
車全体をスポンジで手塗りするのは面倒で、コーティング剤となると水分の除去が求められるので、洗車後の水切りが本当にしんどいのが作業者の本音です。
私がこの施工を初めて見たのは13年以上前の事ですが、一見は正直「おもちゃ?」とは思いましたが、使うに連れて利点を感じる事が多くなりました。
一番の利点は、車全体を一度にコーティング・コートが出来るので、ガラスやライトや樹脂パーツやメッキパーツに至る所まで施工が出来る点です。
次は、車の表面だけではなく、手の入りにくい隙間やパネルの内側等にも、流れ込んで保護が出来るので、塗装の薄い部分の錆びや劣化を少しでも保護してくれる点です。
撒布施工を一見すると適当な作業に見えますが、水との反応による為に手塗りよりも、均等にボディへ吸着しているのが長年施工している私の実感です。
そして最後に挙げますが、本当に体が楽です。
楽だけでは無く施工時間も早いので、他に気を遣う下地処理などに余力を集中出来るので、仕事として扱うには本当に手放せないツールであり施工方法です。
私の持論ですが、コーティングの良し悪しは、どれだけボディを不純物から守れるかが第一の目的であり能力だと考えておりますが、もし性能が同等なら人件費(労力)も含めランニングコストが優れている方が優秀なコーティングであると考えます。
コーティングは作業性を含め商品力が第一であり職人は必要ありません!と思います。
このツールを含め、まだまだ一般の車関連の業者の方にも普及してい実状なので、この様な動画ででも目に触れる事になれば幸いだと思います。
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また関連動画として今回解説したいのが、このトップコートの撒布施工の前工程の下地処理の動画です。
※ 「マルチコート剤」によるアンダーコーティングの施工動画
これは、トップコートと同一車輛で、新車のコーティング施工の下地(アンダーコーティング)の作業の様子です。
まずは、通常の洗車後の濡れた状態で、機械磨きを用いマルチコート剤の塗り込み?スポンジバフの摩擦により強制的なコーティング成分の浸透を行っている動画です。
新車なので汚れも無いので磨く必要はありませんが、磨きというより摩擦によりコーティング剤を浸透する事で、新車の光沢以上の鏡面化が望める為と、このマルチコート剤の浸透とトップコートのガラス・ミラーコート剤がケミカルの反応により、吸着力も高まり塗装表面が一層硬化した被膜形成が可能になるメリットがあります。
なかなか実際に見る事が出来ないので、もどかしい所でありますが本当に硬度が上がります。 この硬化反応により翌日には塗装シンナーで拭いても溶けませんし光沢も劣化しません。
補足ですが、マルチコート剤の無い部分でも数日で自然効果しますし、施工直後に雨水に濡れても全く問題ないので御安心下さい。
マルチコート剤との反応により、硬化が早まり硬度が確実に高まるという事です。
この新車の下地磨きでは汚れの除去は必要ありませんので、スポンジバフは肌理の細かく柔らかい素材の仕上げ用スポンジバフを用いるのが通常の磨きと違うポイントです。
※ 新車用アンダーコーティング施工用「ウレタンスポンジバフ」
また、汚れを除去する時の様な押さえ付ける磨きは不要で、艶出しの様な軽い磨きとなる事が作業上の違いです。
この下地処理後に簡単なコート剤の残りを拭き取り(車全体5分程度)を行い先程のコート剤の撒布施工を行いますので、洗車から始まりコート剤散布施工の完了まで水分の拭き取りは一切ないので時間も削減出来、無駄な労力も削減出来という意味では最短施工と呼べると自信を持って言えます。
今回は一般では珍しいコーティングの散布施工と、アンダーコート処理の動画について解説しました。
※ 軽自動車の塗装とは思えない鏡面光沢に仕上がった完成車両
最後までお付き合い頂き有難うございました。
気になった方はサイトも覗いてみて下さい。
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