車を磨きたいと思っている皆さん、~コンパウンドの磨きよりずっと楽ですよ!

こんにちは、リキュウコートです。


これまでは、コンパウンドの活用について解説してきましたが、今回からはリキュウコートの商品を、実際に使ってコンパウンド以上の効果を出す方法について解説したいと思います。


今回はマルチコート剤の手磨きについて解説します。 これまでにも、部分的な傷消しや手磨きについて解説しましたが、パネル全体を手磨きするという事では解説していませんでした。 

※ リキュウコートの下地商品のマルチコート剤


手磨きは本当に大変です。


私も手磨きで車全体を磨いた経験は正直無いと思います。


本来のマルチやクイックコートのハンド処理では、車全体を15分から30分程度で汚れを落とす事をメインに使用するので、ハンド磨きで完全な傷消しを行うのは難しいと思います。


しかし、機械磨きではある程度の傷消し能力はありますので、その辺りのメカニズムを応用して解説しようと思います。


基本的な汚れを除去する事・傷を消す事・のメカニズムは機械も手磨きも同じです。


一番の違いは当たり前ですが物理的動力(運動)の違いです。


それはコンパウンドにおいても同様の事が言えます。


手磨きを有効的に活用する為には磨くツールが必要になります。


私が以前提案したスポンジパッドにマイクロクロスを巻き付けるというのは、機械磨きのウールバフと同様な構造になる為に提案した事です。


パワーのある機械磨きでもスポンジバフであると、強い磨きが行えないという発想です。


以前、相談を受けた初心者の方に、この方法をアドバイスすると、私以上の発想で機械磨き用のパッドに被せて使用する綿素材のバフカバーをスポンジ被せるというアレンジを行いました。


確かに綿素材よりもマイクロクロスの方が傷が付きづらいのですが、帽子型なので綺麗にスポンジパッドにフィットしている為に、磨く力が逃げないというメリットが重要なので、私も勉強になりました。 


その方は、マイクロクロスの毛足の長い物を希望していましたが、毛足が長いと長所の様に感じますが、手磨きの様な単調な往復運動では毛足が長い分だけ前後・左右に力が逃げてしまうので、手磨きの場合は毛足が短い方が手の力がダイレクトに伝わると思います。


綿素材ですので磨き傷を防止するために水で濡らして絞って使用する事が必要です。 


それはマルチコート剤においても同様です。 


バフパッドにマルチコート剤を適量塗布しコンパウンド同様に力を入れて磨きます。


この方も疑問を持っていた事ですが、一回の塗布でいつまで磨けばいいのか分からないという疑問ですが、段々磨きを行っていくとコンパウンドもコート剤も消化して行きますので次第に無くなって来ます。


しかし磨く面積に対して多過ぎる塗布を行うと、いつまでも消化しないままで消えて行きません。


その意味でも適量という曖昧な表現になってしまう実情があります。


この点は難しいですが、使用する量が多い程、磨く能力が高まるという考えは少し誤りがあり、消化しきるというのが重要になると思います。 


特にマルチコート剤は強い磨きによって汚れを除去して、次第に浸透効果に変動し勝手に仕上がって行くという特徴がありますので、適量の塗布で消化するという事が必要になります。


多すぎて途中で止めてしまうと、仕上がる途中で止める事と言えるので、面積に対し適量を消化するというメカニズムが必要になります。

 

しかし、言葉で言うほど簡単ではないので、その事を理解して磨き作業を行うと仕上がりも向上すると思います。 


マルチコート剤の2回目以降の塗布は、液剤の塗布と、霧吹き等で水をバフパッドに一回程度スプレーし水分補給が必要になります。 


この様に液剤の塗布ごとに少量の水の補給が必要になるので理解して下さい。 


理由は滑りを良くする為と、水と液剤が反応する事で汚れを分解し、浸透力を促すという意味があるからです。


その点が余分な手間ですが、それ以上のコンパウンドを上回る能力と仕上がり性というメリットありますのでご理解下さい。 


このバフパッドで、傷等を磨き目立ちにくくしてから、仕上げの磨きへ進みます。


いわゆる目消し作業と言い前工程での磨き傷を消す作業の事です。


目消し・仕上げは付属のピンク色のスポンジで行いますが、今度はボディ側に水を掛けるかスプレーのどちらでも構いませんが、ボディに水がある状態で磨きを行います。 


この水のお蔭で不要な研磨傷が防げますし滑りも良くなり作業が楽に行えます。


マルチコート剤はバフパッドで強く磨いても、ムラや白ボケ等が少ないので、仕上げ磨きは付属のスポンジに適量塗布し、ある程度の力を入れて1~2回程度の手を往復させで移動して行きます。


磨く動きのストークは傷除去の強い磨きの場合は20cmくらいですが、仕上げの目消しでは30~40㎝位で大丈夫です。


なかなか表現が難しいですが、バフパッドの磨きの10分の1くらいの磨きで仕上がります。


コート剤が水と反応しコート成分が浸透することにより勝手に目消しを行う様な感じです。


この点でもコンパウンドの目消しとは大きく違いが出ると思います。 


この仕上げ磨きを車全体で行っても、30分から1時間も掛らない作業だと思って下さい。


この作業の目的は目消しと仕上げなので、時間を掛けても仕上がりに大差は無いように思います。


完成したら、もう一度車全体に水を散布して細かいカス等を流水(手を触れないで)により洗い流して綺麗なマイクロクロスで拭き取って下地処理が完成です。


最後にもう一点注意点があります。 全ての作業においてもマイクロクロスは一旦濡らした上で、水を絞った状態で使用して下さい。


マイクロクロスの特性ですが、乾いた状態では水を吸う穴が閉じていますので、本来の吸収性が発揮されません。 


その為にバケツの水に浸して、吸水穴を開けてから拭き取りを行うと、傷防止にもなりますし、水分の吸収力が大いに発揮されます。


コンパウンドの残りやコート剤の残りも、スムーズに吸収しますので拭取りがかなり楽になるので試してみて下さい。


少なくともリキュウコートの商品では水との反応も大事な要素なので、乾拭きはしない様にお願い致します。


長くなりましたが、マルチコート剤の手磨きの解説でした。


気になった方はサイトも覗いてみて下さい。 

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