初めてポリッシャーを使って車を磨く方に読んで貰いたい大事な記事です!

こんにちは、リキュウコートです。


本年最後のブログです。  


今回は、最近知り合った方からの相談で、初めてポリッシャーを使用しての磨きに挑戦したいという方の解説として、「初心者の方へポリッシャー磨き入門編」の第一弾として、ポリッシャー磨きの基本のポリッシャーの持ち方や姿勢について解説したいと思います。 

 

そんな事より、テクニックや磨き方についてのアドバイスが欲しいと思いますが、テクニック等は二の次で、一番大事な事は事故を起こさない為の機械の持ち方や磨く姿勢や作業を行う環境や用意すべきツールについて一番最初に心構えとして必要です。


今回紹介するポリッシャーは初心者が入門編として一番扱いやすいポリッシャーを使用しての解説を行いますが、この件についてはプロの私でも心掛けている一番重要な事でもあります。 


今回使用するポリッシャーはホームセンターでも購入できる、DIY用の「ダブルアクションサンダー」といい、本来は木工用の紙ペーパーを付け、木材を滑らかに研磨する事を目的に使用する機械を車のボディ磨きに応用して使用します。

※ 初心者にお勧めのDIY用のダブルアクションサンダー


その事から車の磨きとしては物足りないパワーでワックスの塗り込みや、艶出し程度の能力しかありませんが、一番安全で失敗が少ない機種である為に、初めての機械磨きとして、お勧めする機種です。 


一番初めはポリッシャーの持ち方・握り方です。 私がこの機械を使った第一印象というか難点が、少し重心(背)が高い事が気になりました。


二番目に気になったのがモーターの発熱が高い気がしました。


これら点から、2種類の持ち方が考えられます。


その一つ目は、順当な持ち方として、グリップを握りヘッド部(頭部)へ手を添えるという持ち方す。

※ 抑えの手をヘッド部(頭部)で押さえてコントロールする持ち方


理屈的にも一番基本的な満ち方だとは思いますが、重心が高い事から作業中に機械が倒れそうになり易い持ち方だと私は思います。 しかしこれは間違いだとも言えません。 


その点を注意して扱えるのであれば問題ないです。

※ 手をバフ回転上部に添えてコントロールする持ち方


そして私が推奨する持ち方がこちらのヘッド部に手を添えるのではなく、バフ駆動面の上部に手を添えて、動きをコントロールするという持ち方です。 


しかし少し気になるのが、モーター部なので発熱が少し気になります。


決して火傷をする高温ではないので、薄手の軍手などを用い使用すればいいのではと思います。


どちらの持ち方も間違いではないので、事故が起きない様にしっかり握り機械をコントロールする事が一番重要です。 


ちなみに私は左利きなので右の方は自分の持ちやすい方で写真通りでなくても構いません。  

※ 上面磨き同様の側面磨き時のポリッシャーの持ち方2種類


平面部と側面部との大きな違いはありません。


そして持ち方に続きポリッシャーを扱う上で習慣にしなといけないのが、電源コードの取り回しの方法です。

※ ポリッシャーの電源コードの取り回しの方法


様々な磨き作業の姿勢においても、電源コードが車のボディへ接触しない様に、肩から背中へ取回しを行う事が必要になるので心掛けて下さい。


そしてもう一つ、ボディへ体が接触してもいいように、作業時の服装はボタンやファスナーやベルトのバックル等は避ける事が必要です。


そして、今回一番大事で一番事故を起こしやすいのがルーフ(天井)の磨きです。


この部位はプロの私でさえ気を引き締めて作業を行う部位です。 ポリッシャーの基本中の基本は、どの部位の磨き・姿勢でも両手でしっかり握る・持つ事です。


そしてポリッシャーに荷重を掛け磨きを行う事です。


そう意味ではルーフ部がこれらの需要な事が出来にくい部分と言えます。


その為に、それを補う、足場作りや体重の掛け方(姿勢)が重要になります。

※ ルーフ部を磨く悪い姿勢(足場なしの状態)


この写真の様な姿勢ではルーフ部は磨いてはいけませんし、中央部までは磨けません。


しかし、脚立を用意すればよいという訳でもありません。 

※ 車に合わない高すぎる足場による不安定な姿勢


この車の高さに対しては、この写真の脚立は高すぎます。 


高過ぎる為に、前のめり自分の体重がポリッシャーに圧し掛かる事により、場合によってはルーフが「ぺコン」と凹む事も考えられます。

※ 足場が高すぎると両手でポリッシャーが持てない状態


この写真も脚立が高すぎる為に、やってはいけない行為で、片手でポリッシャーを操作する事です。


確かに姿勢の不安定さは改善出来ますが、片手ではしっかり荷重を掛けた磨きを行う事は出来ません。 


そこでルーフの磨きで一番大切なのは車の高さに適した足場作りです。


私が推奨するのは2種類の姿勢です。 私が一番多用するのは、この車の高さでは、農業用のコンテナです。 


あくまで自己責任が前提ですが、コンテナの底の頑丈そうな物を利用しています。


もっと安全な物があれば使用しますが、この程度の高さの台や脚立が見当たらないので、自己責任人において注意して使用しています。

※ 適切な高さの足場による正しい磨きの姿勢


そして、体の肋骨部分をルーフ端の硬い部分に体重を掛けるのが一番安全で、身動きがとり易い姿勢です。


しかし初心者にとっては怖い姿勢なのかも知れません。

姿勢が前傾姿勢の為に足元が後ろに滑る様な気がすると思いますし、実際に「ヒヤッ」とする事が稀にあります。 

※ 環境が整えば一番安全なルーフ磨きの姿勢  


初心者に一番安全なのは、この写真の様に、ドアを開けて、片足を踏み台ともう一方の足は靴を脱いでシートの座面に乗せると、前に倒れる事を防止できますし、ルーフ中央に余裕を持て体を近づけられます。


一番安全な方法ですが、ドアの開閉が必要な為にガレージによっては、環境的に難しい事もあります。 


どちらにせよ、その車に適した高さの足場の用意が必要で、実際の作業前にシミュレーションを行う事も重要です。


今回の基本項目はテクニックよりも最重要な事柄で、この姿勢や環境が出来なければ、良い磨き作業は行えません。 


余談になりますが、もう一点気を付けないといけない事があります。 


今回の撮影を一人でセルフモードによりカメラを三脚にセットして行いましたが、10秒のセルフにて何十回も行いましたが、10秒は短くて慌ててしまし、ポリッシャーの電源コードまで気が回らなくて引っ掛かってしまい三脚が転倒しました。  


2週間前に新調したかメラで、今回初めて使用して「あ~あ全損だ!」と思いすぐに確認したところ無事であったので「助かった!」と安心しました。


しかし、電源コードがある事によりこの様な事が実際に「ヒヤッ」とする事が、タマにありますので、この点も気を付けないといけない点でもあります。


以上、テクニックより重要な、事故無く安全に磨き作業を行う基本項目について解説しました。


これは本当の余談ですが、今回の撮影で使用した場所は、以前ブログでも紹介した、板金塗装業を独立する時に、20数年前に父親と2人だけで全てを手造りした作業場の塗装部屋で行いました。


現在は照明があるので磨きの作業場として使用しています。 若さだと思いますが、ド素人がこの建物を怖いもの知らずと勢いのみで建てられた事に、我ながら「凄いパワー」があったと感心します。


そして、文句も言わず土木やコンクリート(床面)を一人で造ってくれた父親に対し、改めて「感謝の一言ありがとう」という言葉を心から贈りたいと思います。 


もう一つだけ余談のおまけですが、この日の終わりに撮影した写真を紹介して終わりにします。

 ※ リキュウコートの商品性能を表現するボディ全体が鏡面化したデモカー


これは、平成12年式のムーブの写真でリキュウコートのデモカーでもあります。


古い年代物で恥ずかしいのですが、リキュウコートの商品性能を表現するには無くては成らないので未だに手放せません。


約3ヶ月毎の、「クイックコート剤」による15分程度のハンド処理と、半年一度の「ミラーコート剤」の年4回程度のクイックメンテナンス施工で、「塗り重ね効果」によりボディ全体が鏡面化され、ウィンドガラスと同様の映り込みが実現します。 

 

新車でコーティング施工していても、通常なら経年により劣化して行きますが、リキュウコートの商品は段々と進化して行くのが大きな特徴(塗り重ね効果)です。コンパウンドによる磨きならば、とっくにクリヤー塗膜が剥がれているという証明でもあります。


機械磨きは2年以上行っておりません。(自分の車はお金が貰えない為です) 


次回の記事では「ポリッシャーの種類と使い分け」を解説したいと思います。  


以上、本年最後の記事で長々となり申し訳ありませんでした。


最後までお付き合い頂き有難うございます。


 良いお年をお迎え下さい。 


気になった方はサイトも覗いてみて下さい。 

0コメント

  • 1000 / 1000