コンパウンドと比較して解説します。~こんな状態でも復元出来ますか?コンパウンドで・・・。
こんにちは、リキュウコートです。
今日は、以前磨きを行った事例で、リキュウコートの「削らない磨き」の実力を表現・解説するにあたり適した題材だと思うので紹介します。
一般の方(素人)の率直な意見で、「磨く」=「削る」=「薄くなる」と思われていると、よく耳にする事があります。
この事は、ある意味正解であると私も思います。 何故なら、現在「磨く」を行っているツールのほとんどが研磨剤・研磨粒子というもので、一番思い浮かぶのはコンパウンドと呼ばれる商品が様々なメーカーから無数の商品があります。
その他にも、「紙やすり」・耐水ペーパー・砥石などの用に様々な用途によって「削る」「磨く」という商品が無数にありますが、この様な商品は種類は違えども研磨剤という分類で共通します。
今回は車の塗装の事例ですので「コンパウンド」についての比較を解説したいと思います。 過去の記事で、コンパウンドの解説を詳しく解説していますので、別途参考にして頂ければより理解し易いかと思います。
コンパウンドも強く磨きたい場合に使用する粗い粒子の研磨剤が入っている「細目」と呼ばれるコンパウンドや、仕上げ用の細かい粒子が入っている「超微粒子」と区分されている商品があります。
その中間の粒子がひっている「極細」という区分のコンパウンドもあります。
これらのコンパウンドの区分を示す研磨剤の粒子の大きさで表示され、磨きが必要な対象物の症状等に合わせて選択し使用するのが一般的です。
今回事例で紹介するのはホワイトカラー(ソリッド)のドアミラー部の塗装が、全くの光沢を失った状態の塗装の復元です。
※ 艶消しと言っていい程の塗装が劣化した状態
以前も紹介しましたが、ボディの鉄板で出来ている塗装は「焼き付け塗装」と言って高温による強制乾燥により塗装が硬化する工法ですが、樹脂製は高温に弱い為に「硬化剤」という薬剤を塗料に混入し塗装後に乾燥するという工法です。
その為に写真でも少し写っていますがボディの塗装は光沢があります。
この様に、今回は樹脂部の塗装が不具合により光沢が減退しましたが、条件により違う時もあります。
今回は樹脂部との相性の悪さによる塗装の不具合の可能性があります。 ホワイトカラー(ソリッド)の原色は耐光性に弱いという特性があり、下地の相性によっても経年による劣化にも影響する事があります(これ以上の説明は方向性が違う問題なので止めておきます)。
今回のホワイトはクリヤー塗装が行われていないので、塗装の構造上パールやメタリック塗装よりも塗装の厚みが薄いという状態です。
その事からも、削る磨きは塗装を削り落としてしまう危険性が高いという事です。
その上、塗装の劣化による光沢が全くない状態という重い症状の為に、コンパウンドの区分である粗い粒子の「細目」をしようしないと改善できない症状です。
そして、この様に劣化した塗装面は「潤い」が無い状態なのでh塗料自体が「脆く」なっている事も考えられます。
その様な状態で、粗いコンパウンドで強く磨けば手磨きでも色を剥がすことさえあると思います。
この様な条件においても、リキュウコートの削らない磨きであれば、塗装の復元も可能になります。
※ クリヤー塗装を行った様なクリアな光沢と映り込みの状態
マルチコート剤を用い機械を使用し、その摩擦力の作用により、汚れ(不純物)をクリーナー成分で分解除去し、コーティング成分(樹脂成分)を摩擦の力で強制的に塗装面に浸透させる事により光沢成分(樹脂成分)が塗装面に補充されるというメカニズムにより光沢が復元されるのです。
コンパウンドの様に研磨により塗装を削り、だんだんと表面を平滑にするメカニズムとは根本に違うという事です。
この事から皆さんが心配する「塗装を磨くと塗装が薄くなる」という心配は無くなるのです。
しかも、塗装を保護するという面でもコーティング成分による浸透により「汚れの除去」と「光沢復元磨き」と「塗装の保護」が同時に一工程で行えるという「画期的な商品」だと呼べると思います。
今回はさらに長期保護を目的にガラスコーティング剤を散布し施工を行いました。
その事により、決して一時的な光沢の復元に終わらない付加価値のある施工に完成しました。
今回はマルチコート剤の特性や能力をコンパウンドと比較し「塗装に優しい新たな磨き」の提言と紹介をさせて頂きました。
※ ボディの塗装もまるでクリヤー塗装をしたかのような鮮明な光沢です。
その他にも施工事例の記事が、ありますので是非参考にご覧下さい。
最後までお付き合い頂き有難うございました。
気になった方はサイトも覗いてみて下さい。
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