必見!コーティングって何時まで持つのか知ってますか?~残ってますよ!
こんにちは、リキュウコートです。
今回は、7年経過したガラスコーティングの再施工について詳しく解説したいと思います。
今回の車は、ディラーで新車を購入しディラーで採用されているガラスコーティングを施工し7年経過した車です。
近隣のディラーからの依頼で、直接オーナーとの接触はありません。
この様な依頼が結構多いので、オーナーの手入れ具合や、施工の目安として室内の様子や外観を見て、どの様な性格か?几帳面か?愛着は?等を推測する事から始めます。
決して除くような意味では無く、一見する程度で几帳面な方かを推測する為です。
施工前の第一印象は、内装は几帳面に整っていました。
ボディ全体の印象は決して汚れている訳ではなく、ガラス面を含むボディ全体が、ボヤケた感じで、雨染みが多く在りました。
※ 7年経過した塗装表面が雨染みにより薄曇った様な状態
その事から、シリコン系やワックス系の撥水コート等で手入れしている様に推測しました。
洗車から始めますが、やはりボディ全体がよく水を弾きました。
ガソリンスタンドのコート剤か、自身のメンテナンスによるものかは分かりません。
やはり7年経過した磨きはウールバフによる機械磨きが必要になります。
最低限のマスキングを行い、マルチコート剤とウールバフで磨き作業を始めます。
2回程度の磨きで一気に汚れが剥がれ落ちる様子で、不純物の無い塗装面が出てきました。
ここで、ガラスコーティングって、まだ残っているか?について解説します。
結果を最初にお伝えしますが、最近は、簡易的なコート剤も「ガラスコーティング」と謳う商品が乱立していますが、それらの商品については分かりませんが、大手自動車メーカー系のディラーで採用されている様なガラスコーティングにおいては、各社独自のコーティングを採用されていますが、採用には実績面や品質面でも厳しく吟味されていると思いますので、その様なガラスコーティング等は、保証期間の5年以上経過しても残っているというのが答えです。
何故そう言えるのか?と思いますが、長年において様々な磨きの依頼を受け作業を行っておりますが、今回の様なコーティングの再施工や未施工車の磨きで、ハッキリと磨きの違いが感じる事が出来る為です。
以前にも解説しましたが、コーティングが施工されていても汚れは付きますし、メンテナンスを怠ると、不純物の堆積も起こります。
その様な意味では、未施工車と変わりなく、長年の汚れが堆積し固着して簡単には落ちない事も同じです。
その事が事実であればコーティングを施工している意味がないのか?という事になりますが、一部においての答えは「その通り」だと言える事もあります。
双方の決定的な違いは磨いてみると分かりますが、どちらが塗装面に汚れが喰い付き侵食しているか?除去しにくいか?という違いが明らかに磨き作業を通して感じとる事が出来ます。
一番は汚れの塗装面への喰い付きが未施工車の方が強いですし、塗装を侵食している状態も多いです。
コーティング施工車は、最初は汚れの被膜も固着しており、強い磨きが必要ですが、塗装面が出る頃には、施工車独特の汚れが一気に剥がれ落ちる様な感じを受ける事が出来ます。
この感覚は、ガラスコーティングのメーカーが違っても、同様の感覚を作業時に感じます。
塗装への侵食具合もコーティング施工車の方が軽度であると、私の経験上言えると思います。
そしてマルチコート剤には、2種類のコーティング成分が配合されている事により、残されたコーティングに浸透する事が可能になり、磨きが仕上がると単純に例えると2重のコーティングが施工された仕上がりになり、新車の光沢以上の鏡面磨きを行った様に仕上がります。
※ マルチコート剤による磨きで再施工を行った完成状態
この事は作業をする者にしか解らない事であり、同じ経年による汚れの除去においても。コーティング施工車の方が磨き作業が楽に感じますし、仕上がり具合も断然綺麗に仕上がると断言できます。
以前の記事でも10年経過した再施工車においても同様の事が言えます。
その事からも、保証期限(5年)を過ぎても10年経過した車にもコーティングが残って居ると私は思います。 最後に今回の様なコーティング再施工の磨きを一般のコンパウンドを用い磨いた場合の違いを解説します。
以前の記事でもマルチコート剤とコンパウンドの違いを解説しましたが、コンパウンドではこの様な劣化した磨きを行う場合は、「細目」という研磨剤が粗い粒子で磨く事になりますが、「細目」のコンパウンドは塗装をも削る能力の為に、固着した汚れを通り越して、塗装面を削ってしまいます。
その事により、せっかく残って居た新車時に施工したコーティングも削ってしまう事になり、私からすると勿体ない事だと思います。 折角の2重のコーティングに仕上がる所を無駄にしていると思うからです。
それは依頼主のオーナーにとっても残念な事だと思います。
これらの違いは、マルチコート剤の特性である、強固な汚れも除去する能力がありながらも、塗装を削る能力が無い為で起こる差だと言えますし、断言できるメカニズムだと思います。
この様な形で、コーティングの再施工が行えれば、新車時に高額な費用を出しコーティングを施工した意味も無駄にならずに、よりメリットとなる再施工に仕上がると私は思います。
今回は本物のガラスコーティングは5年経過した7年経過したものでもしっかり残っており、そのコーティングを生かし2重のコーティングの施工が、マルチコート剤なら可能であるという事を解説しました。
今回の施工方法は、いつものコーティングの再施工と同様ですので、「コーティングの再施工」記事をご覧下さい。
※ 7年経過したコーティング再施工により鏡面磨きの様な仕上がり状態
その他にも施工事例の記事が、ありますので是非参考にご覧下さい。
最後までお付き合い頂き有難うございました。
気になった方はサイトも覗いてみて下さい。
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