こんな状態でも綺麗になりますか?~大丈夫です。まるで再塗装見たい!
こんにちは、リキュウコートです。
今回は以前に商品性能・能力を表現し解説するのに丁度よい事例だと思っていたので紹介したいと思います。
今回紹介する車の状態はホワイトカラーのソリッド(単色)です。
8年程経過した軽自動車ですが、塗装の状態は光沢が8割程度減退した極めて劣化した状態でした。
※ ほとんどの反射や光沢を失ったボンネットの状態
この様な状態となる原因はいくつか想像できますが、以前のレッドカラー(ソリッド)の記事でも解説しましたが、もともと塗料の特性で原色の塗料は耐光性に弱いという特性があります。
その中でも赤・青・黄という原色は特に耐光性に弱い特性で、塗装を行う場合でも何度も塗り重ねないと下地が隠れないという隠ぺいの悪い事でも知られております。
ホワイトは隠ぺい性も良く、赤・青・黄色ほどでもない為に昔から原色のソリッドのまま塗装として使用されて来ました。
最近でこそ外車や高級車にホワイトカラーにメタリック・パール塗装の様に透明の塗料であるクリヤー塗装で仕上げるようになって来ましたが、まだまだホワイトの原色(ソリッド)で塗装された車も多いと思います。
ソリッド塗装にはそういう特徴がありますので、ホワイトであっても、定期的な相性の良いメンテナンスを行わなければ光沢の減退が起こり易いという事が言えます。
あと一つの原因として考えられる事は、自動車生産時の塗装工程による、不具合が考えられます。
これはあくまでも私の経験による推測ですが、新車の塗装工程では焼き付け塗装と言う塗装方法で行いますが、塗装後に高温による乾燥により塗料を硬化させるのですが、その時点で設定温度に満たない乾燥を行うと、一生半乾き状態になると私は考えます。
その様な場合は、定期的に手入れを行っていても光沢が少しずつ低下したり汚れが付着し易くなるというケースが見られます。
この様な塗装の場合、粗いコンパウンドで磨いても光沢がなかなか出ないという経験をプロの仕事をされている方は何度か経験していると思います。
今回の事例は、二つの要因が半々で起こっているという見立ての症状でした。 この場合、単純にコンパウンドで磨いて復元したとしても、徐々に元の原因を解決できた訳ではないので、徐々に元に戻る可能性が高いと思います。
今回も。コンパウンドを一切使わないで、リキュウコートのマルチコート剤を用い機械磨きを行いました。
ウールバフにより不純物の除去を液剤のクリーナー効果により行った後は、コーティング成分である樹脂成分を機械の摩擦の力で強制的に塗装面に浸透させる事により、塗装面に対し光沢が徐々に形成されて来るというメカニズムです。
この様な塗装の状態では、通常の1.5倍位の磨き作業が必要とされます。
それは、原因のある塗装に液剤が染み込む様な現象が起こるからです。
手間は通常磨きよりもかかりますが、それだけコーティング成分が塗装内部まで浸透している結果ですので施工後の持続という面でも安心感があります。
この磨きの工程でも、コンパウンドの磨きでは得る事が出来ない効果です。
※ まるでクリヤー塗装を行った様な透明感のある光沢
マルチコート剤ではウールバフ磨きを行っても、ほとんど磨き傷が入らないのも特徴ですが、一応仕上げとしてスポンジバフを用い、軽い磨きを行って下地作業を終えます。
そして、スプレーイヤーにてガラスコーティング剤の撒布を行い、下地のマルチコート剤との硬化反応により、一層の効果持続を図ります。
これによって、まるでホワイトソリッド塗装では実現不可能でクリヤー塗装仕上げの様な透明感のあるクリアな光沢感に仕上がります。
これは、下地もコーティング剤で磨きトップコートもコーティング剤で保護している効果によるものです。
今回は、商品性能が試される事例だったので記事にて解説しました。
その他にも施工事例の記事が、ありますので是非参考にご覧下さい。
最後までお付き合い頂き有難うございました。
気になった方はサイトも覗いてみて下さい。
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