ご存知ですか?車の塗装ってメーカーによって違いがある事を!~今回は外車です。

こんにちは、リキュウコートです。

 

今回は新車のガラスコーティング施工の依頼があったので紹介したいと思います。


今回の車は国産車ではなく外車です。 ボディカラーはブラックメタリックです。 

 ※ ガラスコーティングが完成したフロントフェイス


皆さんご存知ですか?新車の塗装って何処のメーカーも同じだと思っていませんか? 最近では各国産メーカーも同じようになって来ましたが、以前は新車でもそれぞれ塗装の個性を感じ取れる事がありました。


同じ塗料メーカーの塗料を使用しても、自動車メーカーの生産ラインの違いや、工法の違いで完成した車の塗装に違いが出て来るものなのです。


新車時でこそ違いは分かりにくいものですが、経年してくると段々各メーカーの塗装に変化も出てきます。 


私からは、何処のメーカーが良いとかは言う立場ではありませんが、数多く磨きを行っていると、各メーカーごとに特徴やクセの様な物を確実に感じる事が出来ます。  


昔は新車の塗装に不具合がみられ、それによって相性の悪い保護剤によるお手入れで、光沢が減退しているケースを良く見かけました。


しかし、最近ではメーカーの企業努力のお蔭か、徐々に少なくなって来ている様に感じます。 また塗料自体の向上もあると思いますが、以前よりも汚れが付きづらくなっている様にも感じて来ています。 


今回前置きが長くなりましたが、外車の施工で国産とは塗装が違う点が作業を行っていて感じたのでワンポイントの知識として少し塗装の違いについて解説しました。


今回はいつもの下地処理としてマルチコート剤による機械を使用した摩擦による強制的なコーティング成分の浸透を行いました。


決して、新車の塗装を削る磨きを行う訳ではありません。


トップコートのガラスコーティング剤と硬化反応させる為に、機械を使って強制的に浸透させるのが目的です。 ハンド処理でも浸透しますが機械の摩擦の方が強制的に、より効果的に浸透が行えるという利点があります。


この機械の操作は、機種によっては初めての方でもトラブル無く扱える機種もあります。


私の場合は、新車も中古車も同様の機種を使っておりますが、難しい事はマルチコート剤が勝手に行ってくれるので、汚れを落とす磨きと新車の下地処理と区別する必要が無い事が、この液剤の画期的な素晴らしい特徴です。 


この作業において今回少し国産メーカーの塗装と違いを感じたので、普段以上に丁寧に作業を行いました。 

決して塗装が悪いという意味ではないので勘違いの無いようにお願いします。


この車はドイツ製で寒冷地も想定した塗装を行っていると思います。

※ スプレイヤーによるコーティング剤の撒布直後の状態


下地作業が完了し専用スプレイヤーによりガラスコーティング剤の撒布を行い、時間を置かずに洗い流しと反応促進の為に水による流水を行います。


その状態に続き液剤を入れ替え撥水と光沢保護を強化する目的で、ミラーコート剤をスプレイヤーにて散布を行います。 


そして、同様に流水にて洗い流し・反応促進を行い散布が終了します。 最後にボディの水の拭き上げでコーティング全ての工程が終了・完成です。

※ コート剤の洗い流し後の撥水の状態(塗装部と同様のウインドの撥水)


皆さんこの散布を見て「本当にコーティングが施工出来ているの?」と思うくらい簡単な作業です。


 正直、私も十年以上前に初めて見た時は疑問に思った事はあります。


しかし、この年数の間施工していて、人間が手塗りするよりも確実にコーティング剤が定着していると実感する事が数多く経験し現在では無くてはならない工法です。


そして何より、手塗りでは不可能な数多くの隙間にも流れ込み、コーティングによる保護が出来る事や、インナーパネル等の塗装の薄い部分まで浸透しますので安心です。


今回は外車でしたが、いつと同様の新車でもわかる程の鏡面光沢の仕上がりに完成しました。

※ コーティング完成後の鏡の様な鏡面光沢の状態


今回は外車のスペシャルガラスコーティング(トリプルコート)の解説でした。


最後までお付き合い頂き有難うございました。


気になった方はサイトも覗いてみて下さい。 

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