スペシャルコーティングの施工方法と実録は・・・鏡面の様な映り込みと光沢!

こんにちは、リキュウコートです。 


今回の記事では、いつもの新車のコーティング施工の依頼で特別な施工方で施工したので紹介したいと思います。

 

ちょうど最近の記事でアンダーコートとトップコートの組み合わせ活用事例を紹介している途中なので、追加の活用事例として紹介します。


今回の施工を行った車は新車のウェイクでボディカラーがブラックマイカというカラーです。 以前にも板金塗装でも述べましたが、新車においても車種やメーカーによって塗装の構造や工程または塗装の技術力によって違いがあります。 昔は特に、メーカーによっても新車の塗装に特徴・違いが見られる事がありました。


最近は塗料や生産ラインの環境も向上しメーカーとしての違いは少なくなりましたが、現在でも車種によっては塗装の「梨肌」または「ゆず肌」という塗装を斜めから透かして見ると小さな凹凸が見えます。 


この凹凸を塗装の肌と呼んでいますが、ハイスペックな車種程、塗装の工程も多く高度な塗装技術で仕上げられている為に、凹凸の少ない鏡面の様な塗装の表面に仕上がっています。


決して悪い意味ではありませんが、コンパクトカーにおいては金額的な問題もあり、ハイスペックの車種と同じにはならないという意味で、塗装の肌に少しに違いが見られます。


それでもかなりの技術の向上により一見すると全く気になるものでもありません。


私のように板金塗装を経験した厳しい目で見ると違いが分かる事かも知れませんが、微妙な肌の違いで塗装の光沢に違いが見えるのも実情です。 また塗装の濃色カラーほどユズ肌やそれに伴う光沢が際立って見えます。


そして、塗装も一見すると滑らかな表面に見えますが、電子顕微鏡レベルでみると、無数の穴が開いている構造になっています。 


これは決して目で見えるものではありませんし、決して異常な状態でもありません。 何を伝えたいかと言うと、コーティングは塗料とは違いミクロン単位の膜を形成する訳ではなく、塗装の無数にあいている穴に浸透しているというのが正確な表現かも知れません。 


その密度が増せば、結果的に塗装表面が平滑になり鏡面磨きを行ったような光沢が上がります。


今回はブラックカラーで、多少ユズ肌が目立っていた為に通常よりも一工程増やしたコーティングの施工を行いました。


今回の施工方法は、リキュウコートの従来通りの下地処理で、マルチコート剤をポリッシャーにより塗装に浸透させ下地作りを行った後に、トップコートのガラスコーティング剤を散布し、マルチコート剤とガラスコーティング剤が反応し強固な保護が出来ますが、今回は主にメンテナンスで活用するミラーコート剤をガラスコーティング剤の後に散布するという工程で施工を行いました。

※ ダブルコーティングによる鏡面化した施工完成車 

(ウインドウガラスと同様の映り込み)


その結果、もともとミラーコート剤の方が鏡面になり易いという特徴がありますので、ベースにガラスコーティング剤で覆い、その上に「ミラーコート剤を施工する事で、コンパクトカーのユズ肌を削る事無く、ミラーコート剤が細かく塗装の無数の穴に浸透した結果、通常のガラスコーティング剤のみの浸透よりも密度が上がる現象により、ユズ肌の状態でも鏡面磨きを行ったかの様な滑らかな塗装表面になり、通常のガラスコーティング施工よりもかなりの光沢とウインドウガラスの様な映り込みが実現しました。


また撥水効果もミラーコート剤はガラスコーティング剤よりも持続期間も長く、ウインドウガラスにも効果がありますので、新車への施工には最適です。


工程は増えますが、手でコート剤を塗り込むのではなく、専用のスプレイヤーによる散布と洗い流しだけの施工なので大きな手間にはならず、2種類のコート剤による独自のコーティング施工が可能になりました。


今回は塗装の構造とユズ肌により光沢感に違いが出るという解説と、鏡面光沢仕様としてガラスコーティング剤とミラーコート剤のダブルでのトップコート施工の事例を紹介しました。


その他にも組み合わせ活用事例の記事で紹介しておりますので是非ご覧下さい。



※ マルチコート剤とガラスコーティング剤とミラーコート剤 


最後までお付き合い頂き有難うございました。 


気になった方はサイトも覗いてみて下さい。 

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