初めてのポリッシャー磨き~とんでもない事が!の続きと現在 #1
こんにちはリキュウコートです。
今回は前回の続きの見習いになって初めてポリッシャーを使って磨いた時の失敗談の続きを書こうと思います。
初めてのポリッシャーにも少し慣れてきたのと、不利な体勢と、少し欲が出てきた事で、無理をして、ポリッシャーが暴れて手が離れてグリップ部がドアに“ガン”と当たりへこんでしまいました。
「ア~ア終わった!夢であってくれ!}と願っても現実です。
突然ポリッシャーの音が止まったのと、無音が続いた気配を親方が察し、こちらを見た事に気づき、勇気を出して「すみません。やってしまいました」と言うしか出来ませんでした。
もともと親方は寡黙なのですが、しばらく黙ってへこみの状況を見ながら「仕方がない」の一言でした。
結果、へこませたドア部分の板金から塗装をやり直しました。
どういう対応すればいいのか分からず、「すみませんでした。どうすればいいですか?」と聞くと「直すしかない」という一言だけでした。
後々判った事ですが、自分が見習いを始めたことで、取引先の中古車屋さんが、若い衆の練習台として展示する前の中古車を出してくれてていたそうです。
今さらながらですが、そういう親心も当時はなかなか気づけずにいた事を情けなく思います。
何も教えてくれないと不満に思っていましたが、技術を習得するにはとにかく実際にやるしかない、そして失敗や経験から学ぶのだと今では理解出来ます。
人を育てるというのは、いろんなリスクを背負うという事が理解は出来てもなかなか難しい事だと思います。
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