職人の見習で初めてのポリッシャーで磨きを~しかしトンデモナイ事が!!

こんにちはリキュウコートです。


今回は前回からの続きで技術系の会社を辞め、板金塗装の職人の見習いに入り初めてプロが使うコンパウンドを使って、初めてポリッシャー(磨きをする機械)を使い中古車を磨いた事について書こうと思います。 


前回も書きましたが、決して甘い考えで安易な気持ちで見習いに入ってはいませんが、想像以上に厳しい現実を目の当たりにし、ストレスと憂鬱で気力も失せてカレンダーばかり眺めて一日が過ぎることだけを考えていました。


今までの人生を振り返ってみても見習いの期間だけが、楽しい思い出も無く、流行のドラマとか曲などがスッポリ抜け落ちている気がします。


当然ですが毎日が下働きで塗装の前準備やマスキングや納車前の洗車ばかりで、技術を習得している実感もない中、ある日突然、親方から中古車の磨きを指示されました。


これまでに親方がポリッシャーで磨いているところは見てはいましたが、教えて貰ったり見学の様な事も無かったために戸惑いと驚きと、初めて技術らしい指示をもらった喜びは今でもしっかり覚えている出来事です。


ポリッシャーにはダブルアクションやギヤアクションやシングルアクション等、機械の動き方が名称となっている物で、現在では種類もかなり多くなりましたが、当時は一番磨くパワーがあるシングルポリッシャーくらいしかありませんでした。


パワーはありましたが機械の重さも重く、名称通り(シングルアクション)の単純な回転のみの動きですが、その分振り回さられて機械が飛ばされそうにもなる、一番技能が必要とされるものです。


そういう事も知らず、初めて車をプロの道具で磨く事で不安もありましたがワクワクした気持ちで、やり方もまともに教われないままに機械を動かしました。 


最初は恐る恐る軽く磨くようにしていましたが、一向に綺麗にはならず、「しっかり押さえ付けろ」と指示を受け押さえつけると“グッ”と食い込む感じで、感覚的にも「磨けている」と感じました。


最初はボンネットなど上面で平らな部分だった為、ある程度安定して磨けていましたが、磨く時に汚れが除去される時がコンパウンドと絡む為に、機械が突然と不安定になり振り飛ばされる様になります。 


そこをしっかり握りしめ負けずに抑え込むようなコツが少しわかり始めました。 初めてにしては順調に磨き作業を行っていましたが、今度はドア部分の様な側面になると、上面とは違い機械の重さも支える事でかなり不安定で難しくなりました。


何とかコツをつかもうと四苦八苦しながらドアミラーの下部を磨く時、ミラーが邪魔になり不安定な格好で磨いていた時に・・・「アッツ」と思わず声が出たと同時に、片手がグリップから振り飛ばされ離れてしまい、グリップがドアミラーの付け根のドアパネルに強く跳ね当たってしまいました。


何も無かってくれ!」祈る気持ちで当たった場所を見ると、案の定へこんでいました。 どこからどの角度から見てもへこんでいました。

  

頭が真っ白になり、「どうしよう!ア~ア終わった!夢であってくれ!」と短い時間だったと思いますが、いろんな考えが巡り長い時間に感じました。


じらす訳ではありませんが、このまま続けると長過ぎると思うので、次回はこの続きと磨きの昔と今について書こうと思います。


決して作り話ではなく、この初めての失敗も現在のリキュウコートの商品に生かされています。気になる方がいれば是非サイトの方も覗いてみて下さい。


今回も最後までお読み頂き有難うございます。


気になった方はサイトも覗いてみて下さい。 

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