ご存知ですか?初心者でもプロが驚く車磨きが出来ますよ!~凄い仕上がりです。(動画解説)
こんにちは、リキュウコートです。
今回も動画の解説を行います。
今回は、磨き施工のビフォー・アフターと施工の模様を2回に渡りお送りするというものです。
※ 塗装の不具合により全体に靄が掛った状態の塗装
№71の動画と何が違うかというと前回は「スポンジバフ」による「塗り重ね効果」について動画で表現しましたが、今回は「ウールバフ」による磨きを中心に「スポンジバフ」との違いを表現するという動画です。
通常の車の汚れを除去する程度であれば「スポンジバフ」だけで十分に対応が出来ますが、何年かの堆積・固着した汚れ(不純物)を一気に除去する場合や、傷やシミ等を除去する場合は、強い摩擦力がある「ウールバフ」の方が効果的です。
それはコンパウンド磨きにおいても同様の事です。
しかし、コンパウンドの場合は研磨剤による削る磨きの為に、「ウールバフ」で磨く事により塗装を削る方向に向かってしまいます。
また、強い摩擦とスポンジよりも傷が付き易いウール素材による、磨き傷や磨きのムラや焼き付き等、知識・経験やテクニック(技能)が必要になって来ます。
とても初心者では綺麗な仕上がりは難しいと思います。
しかし、リキュウコートの「マルチコート剤」を使用した場合は、これらの難しい事を、コート剤の能力で代わりに行ってくれる為、幾つかの注意点を考慮すれば初心者の方でも、私と同様の仕上がりが望めます。
コンパウンドで強い磨き・ウールバフによる磨きを行えば必ず、微細な磨き傷により塗装が白く濁ります。
その磨き傷を「目消し」という磨きで改善しますが、口で言うほど簡単な事ではありません。 市場の商品には仕上がり・作業性を良くするために一定量の油分が配合されています。
そのお蔭でスムーズな作業と仕上がりが望めますが、時間の経過とともに余分な油分が蒸発し磨き傷が再び表面化してきます。
これらの事を想定して各工程に相応しいコンパウンドや磨き方を選択しなければいけません。
正直プロの方も全員が理解し完璧な磨きが行えているかも疑問があります。
それ位に奥が深い事柄なので、初心者の方が本当の意味での綺麗に磨くというのは難しい・無理な事だと私は思います。
今回の№73の動画では、「ウールバフ」の磨きが終わった仕上がり具合も動画で表現しております。
まるでスポンジバフによる「目消し」磨きが不要であるかのような仕上がり具合です。
先程説明した強い摩擦の磨きを行っても不要な磨き傷を付けないで、磨きムラも発生しないという、コンパウンドではあり得ない仕上がりが、技能が無くても勝手に仕上がってくれるのです。
その為にコンパウンドでは難しかった「ウールバフ」磨きが容易になります。
※ ウールバフによる磨きだけでも透明感のある仕上がり具合
前回紹介した長年の汚れを一気に除去するスポンジバフの磨きでは、コート成分が汚れの除去に奪われて一回の磨きではコート成分の浸透は難しかったのですが、ウールバフの磨きでは、スポンジバフの2回分の磨きが1回で行えるという能力の差がメリットとして表れます。
ウールバフ磨き後もスポンジバフで仕上げますが、トータルの時間は逆にウールバフを使用した磨きの方が早く、高い仕上がり品質も得られます。
今回、その差が出たのは、ナンバープレートが取り付けつる場所で顕著に差が出ました。
通常ではこの場所は磨きませんが、複雑な形状に為にスポンジバフによる2回磨きを行いましたが、光沢成分の浸透はウールバフ磨きと大きな差が出たと思います。
形状が複雑で磨きにくいという条件の差もあり仕方がない事ですが、強い摩擦力のあるウールバフ磨きの方が光沢の浸透も強く仕上がり感に違いが見られます。
しかし、磨く場所や形状により無理をしてウールバフは使用しなくて構いません。
DIYサンダーは負荷が掛ると回転が止まり、ほぼ振動のみの動きになりますので、今回の様な複雑な形状においても、スポンジバフであれば回転による傷が入る可能性が少ないので、初心者の方にも安心・安全に作業が行えるという事をお伝えしておきます。
スポンジバフの2回磨きが不十分であれば3回目の磨きを行えば改善出来ます。
作業する方に合った無理をしない磨きで安全に作業が行える事が一番大事なのです。
今回のエンブレムを剥がした跡の磨きですが、一部塗装が剥げていた部分や指で確認できる程、塗装が膨張し段差がある事から完全な磨きとはなりませんでしたが、十分な改善が出来たと私は思います。
※ エンブレムを剥がした跡の状態(塗装の膨張により段差がある状態)
あの段差を磨きで改善する事は難しく、ペーパーによる研磨ではないと平らには出来ません。
ついでなのですが、塗装の不具合と解説している理由にも、塗装の膨張が示しています。
通常はエンブレムの両面テープを剥がした跡も決して塗装は膨張していません。
周囲に汚れが固着している程度で磨けば跡は残りません。
その原因は私が良く説明する理由の塗装が完全硬化していない証拠だと思います。
極端な表現ですが、「塗装が生乾き状態」というのが判り易いかも知れません。
表面上は乾いているけども完全な硬化はしていないという事です。
その事により、汚れが吸着し易く、何等かの化学反応により粘着質な不純物に変化しているのではないかと思います。
この「生乾き状態」は時間が経過しても永遠に硬化はしません。(焼き付け塗装の為)
その事からも一時的なワックス等では改善出来ませんので、今回の様なコーティングによる修復が望ましいと私は思います。
余談が長くなりましたが、単純に削る磨きで全て解決する訳ではないという事例でした。
※ ウールバフを使用した磨きの仕上がり具合
今回は「ウールバフ磨き」について詳しく解説しました。
最後までお付き合い頂き有難うございました。
気になった方はサイトも覗いてみて下さい。
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