プロだから綺麗に磨けるんでしょ?~違いますよ!商品性能と動力の違いです。(動画解説)
こんにちは、リキュウコートです。
今回も、動画の解説を行います。
今回の動画は、最近続いて解説している赤いパネルでの磨きについてです。
※ №58の動画でご確認下さい
前回までは、「手磨き」「DIYサンダーによるスポンジダブル磨き」でしたが、今回は一気に飛躍しますが、私が普段仕事として使用している「ギヤアクションサンダー」で磨いてどの程度仕上がるのかを検証するという動画です。
それは、パワーが違い過ぎて比較にならないのは承知していますが、今回お見せしたいのは、私がよく言う「技能は不要です」という事を解説したいと思い撮影しました。
※ 10年以上経過した、パールカラーとは思えない映り込みも無い状態
最初に説明したいのが、私が使用している「ギヤアクションサンダー」は12年以上使用していまして、動画で使用するには恥ずかしい位汚れています。
普段お金を頂く磨き・施工の仕事においても、この機械一台で全て行います。
世の中には板金塗装屋さんも含めプロと呼ばれる方は無数におられると思いますが、傷消し等の粗い磨きから仕上げまでこの一台で行う方は、ほとんど居ないと思います。 そもそもこの「ギヤアクションサンダー」は磨きの後半(仕上げ磨き)で主に使用するもので、最初の粗い磨きで使用する機能・機械ではありません。
言い換えれば「強い磨き」が出来ないと言えます。
以前にも解説しましたが、この機械はプロが扱う「シングルポリッシャー」の7割程度しか磨く能力はありません。
※ プロとして使用している「ギヤアクションサンダー」で磨く様子
「シングルポリッシャー」と「コンパウンド」を使用する磨きでは、到底素人さんには無理な事で、セミプロ?とプロでもかなりの差が出る程、とても奥が深い分野です。
まだまだ、「機械磨き」とは初心者が軽く踏み出せない分野とも言えます。
何故私は、「ギヤアクションサンダー」を使うか?と、言うと一番が「楽だから」です。
この機械は仕上げ磨きに適している為に、無用な「回転傷」「磨き傷」が付きづらい機能があるからです。
また、「磨きムラ」にもなりにくいとういう特徴があるので、肉体的だけではなく、気持ちの面でも非常に楽に作業が行えるのです。
この機能を上手く利用しているのが「マルチコート剤」という、名称の通り全ての能力がまかなえる性能があるからこそ、機械の不足している「粗い磨き」「強い磨き」が補えるのです。
7割のパワーでも100%の「シングルポリッシャー」と同様の役割が果たせるという意味です。
それだけではなく、磨く工程数が確実に減らせることが可能です。
時間の総数においても、3割から半減すると言っても、大袈裟ではありません。
「磨きの革命」と大袈裟な代名詞を謳いたくなるのは、この様な事があるからです。
一台を何時間もかけて作業を行うにあたり、この違いはかなりの負担軽減に役立ちます。
私にとっては慣れている事もありますが、「DIYサンダー」よりも扱い易いというのが正直な感想です。
しかし、いくら私が楽だからと言っても、「ギヤアクションサンダー」を初心者の方が初日から扱える訳でもありませんし、決してそれを望んでいる訳でもありません。
私が一番に伝えたい事は、「マルチコート剤」を使用しての「手磨き」から始まり「DIYサンダー磨き」、今回の「ギヤアクション磨き」においても、どの方法でも、同様のメカニズムで 仕上がって行く状態や、ツールの選択だけでコート剤の能力により、「勝手に仕上がって行く」・「テクニックは不要」であるという事を、お見せしたい・理解して貰いたいという意味で、各磨きを同じ素材(パネル)で表現しました。
※ 前回のDIYサンダーによるスポンジダブル磨き
※ 「DIYサンダーでのスポンジ磨き」と今回のウールバフ磨きの違い
※ ギヤアクションサンダーの磨きはまるで「クリヤー塗装」を行った様な仕上がり
最後に、DIYサンダーのスポンジダブル磨きの比較と感想ですが、当たり前ですが機械のパワーが違うので比較にはなりませんが、私がよく説明する「ウールバフ」の掻き取る力と摩擦の力で強制的に光沢成分を浸透させる能力をお見せしたかったのです。
DIYサンダーのスポンジ磨きも決して悪い訳ではありませんが、光沢成分の浸透が浅い?薄い?様には見えてしまうのも実情です。
今回の動画を見てガッカリされる方も居られると思いますが、DIYサンダーでここまで変化させられるという事は、本当に凄い事だと私も感心している事も事実です。
初心者の方には少し難しい解説だったかもしれませんが、動画を見る事で少しは「何となく」理解して貰えれば幸いだと思います。
最後に少し余談になりますが、動画の撮影・編集は本当に大変ですが、私にとって動画で見せる事が出来るというのは非常に有り難い事でもあります。
これまでは文章・言葉のみでの表現でしたので、読まれる側に立てばとても難しかったであろうと今更ながら「目でみる動画」の価値を実感しています。
今回はプロとして使用する「ギヤサンダー磨き」みついて解説を行いました。
最後までお付き合い頂き有難うございました。
気になった方はサイトも覗いてみて下さい。
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