車の磨きで使用するDIY用サンダーに新たな発見?がありました。(動画解説)
こんにちは、リキュウコートです。
今回も動画の解説を行いたいと思います。
今回の動画は前回の艶無しソリッドカラーの続きとして、パネルの残り半分を「ウールバフ」による磨きを行って前回の「スポンジバフ」との比較を行いたいと思います。
※ №53動画にてご確認下さい
今回は結論から解説したいと思いますが、今回は比較出来る差が出なかった?確認できる程の差は無かったというのが結論です。
何故か?というのは幾つかの要因が予想されますが、私が普段使用しているギヤアクションサンダーであればスポンジバフとウールバフとの違いが出ないという事は絶対にありません。
やはり回転運動の弱いダブルアクションサンダーの特性による違いが考えられます。
また、磨きを行う際にある程度サンダーやポリッシャーに荷重を掛けて磨く必要があります。
動画撮影様にパネルをスプレースタンドに取り付けて作業を行っていますが、通常の様に強い荷重が掛けられない為に本来の磨きが行えない、発揮しにくいという事情も正直あります。
そして、今回の様にソリッドのホワイトカラーであるとういう面が視覚的にも確認しづらいという事もあります。
※ ウールバフの磨きを行う前の塗装状態
※ スポンジバフで磨く前のウールバフの磨きを行った塗装状態
今回の事例は前回も言いましたが、強固な不純物により艶が無くなっているのではなく、そもそもの塗装の不具合(耐候性が弱い)から光沢が減退している為に起こっているので、不純物はさほど酷いものでは無かった事で、スポンジバフで十分除去出来たので大差が無かったのではと思います。
後は光沢成分の浸透ですが、本来強制力のあるウールバフが絶対的に有利ですが、機械本体の能力や不十分な磨き(荷重が掛けられない)によるものや、塗装不良等の要因が重なってウールバフの特徴が生かされなかったというのが私の結論です。
その反面、スポンジバフによる磨きが有効だったとも言えます。
正直、私もこの様な結果になるとは全く想像しておりませんでした。
スポンジバフが有効だったことは、先程の逆説で固着した不純物が無かったという事も有利に働いたと言えます。
そしてDIYサンダー(ダブルアクッション)の特性である、回転運動よりも偏芯運動(振動)が優れている為なのか?構造上の違いにより、回転による「摩擦」よりも、振動による「擦り込む」能力の方が優れている為にスポンジバフ磨きの光沢が出たのでは?と推測されます。
以前2000番ペーパー傷を消す能力比較で。スポンジとウールバフの磨きを行ったのですが、最終の撮影で比較の差が撮りきれなかった為に投稿を止めた事例があります。
傷は断然ウールバフの方が除去出来ているのですが、スポンジバフでは傷が薄らと残っていますが、光沢が凄く出ている為にデジカメでさえ差を伝える事が難しかった事があります。
この2つの事例から、このDIYサンダーではギヤアクションサンダーの様にはスポンジバフとウールバフの違いは出ないのではないかと思えて来ました。 結果、ウールのマイナスの面とスポンジのプラスの面があり、一概に良い結果とは言えませんが、このDIYサンダーでは「スポンジバフ磨き」が思った以上に善戦出来るのではないかと思える結果でした。
私も、これまでこのサンダーの能力を数値的な判断で甘く見ていて、検証していませんでしたので、新たな発見が出来たように思います。
今後も、このDIYサンダーを用いて様々な塗装や症状を磨き検証して、初心者の方でも安心して「真似」が出来る様にお伝えして行こうと思います。
結果として変化の少ない動画になり不満に思う方もいらっしゃると思いますが、「結果ありきの動画」作りはしていない事をご理解下さい。
単品のパーツを使用していて、事前の試し磨きが行えないので、失敗が許されない一発本番で撮影していますので常に緊張感とプレッシャーがあります。
今回の様に、このサンダーでは未開発の部分が多く在ると思いますので、様々な検証を行って行かなければいけないと実感しました。
※ 上半分が「スポンジバフ」下半分が「ウールバフ」磨きを行った完成写真
もう一つ今回の解説で伝えたい事があります。 前回の施工動画と「ミラーコート剤」の撒布方法が違うと思いますが、「湿式」と「乾式」の様な違いの事です。
正直、どちらが正しいとか効果が高いという数値で表せる違いはありません。
水分と反応するという特性はありますが、乾式よりも湿式の方が反応が早いという実感はあります。
しかし乾式の方が効果が少ないという訳ではなく、反応が遅いという違いです。
動画でお伝えできない事が残念ですが、どちらの施工方法でも施工直後よりも1時間以降の方が光沢感・撥水効果が上がるという特徴があります。
その変化を画像・動画でお伝え出来る変化ではありませんが、実際に見れば違いは判ります。
この時間の変化に乾式と湿式の違いがあると理解して下さい。
今回は「アッと驚く」変化の無い動画でしたが、スポンジバフ磨きが有効だったという発見が出来たという事でお許しください。
今回は「ウールバフの磨き方」を見せる動画になりました。
最後までお付き合い頂き有難うございました。
気になった方はサイトも覗いてみて下さい。
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