ガラスコーティングって複雑な化学反応を利用しています。~でも実際の作業は簡単です(動画解説)

こんにちは、リキュウコートです。 #115 

今回も動画の解説を行いたいと思います。


今回の動画は前回の動画でも解説したリキュウコート・オリジナルコーティングの「トリプルコーティング」について解説します。

※ №48動画で確認下さい。


一番初めの工程が前回紹介した「アンダーコーティング」と呼んでいる下地処理です。


二番目の工程が今回紹介する「ガラスコーティング剤」をスプレー散布するトップコート施工です。


一般的には「アンダーコ-ティング」と呼べる本格的な下地処理をするコーティングは少ないと思います。 


5年保証を謳う本格的なコーティングで項では、水分を除去した後に施工を行うケースが多いですが、まず水切り作業が大変な労力と時間が必要になります。


その為に、手間の掛る下地処理を行う事は現実的ではありませんので、簡単な手塗り程度の処理が一般的です。


その手塗り処理で行う目的の多くが「脱脂」を行うものです。


リキュウコートでは「水切り」「脱脂」作業を行う必要はありません。

※ 「マルチコート剤」による濡れた状態でアンダーコーティング施工が行えます


この短縮された時間・手間をアンダーコーティングと呼べるだけの効果のある作業に回せます。


アンダーコーティングと水切り・脱脂作業の時間では変わらないと思います。


また機械掛けを絶対に必要という訳ではなく「マルチコート剤」によるハンド処理でも構いません。


機械の摩擦によるコート剤の浸透力よりは弱まりますが、重要な目的であるトップコートが塗装面に強固に密着・浸透しトップコートが硬化するという目的はハンド処理でも果たせます。


そして今回紹介する「ガラスコーティング剤」による散布施工です。 


以前にも説明しましたがリキュウコート本来の施工は「専用スプレイヤー」で行いますが、今回の動画では、最近実検的に使用している高圧洗浄機による散布施工の様子です。 


まだ、ケイ素樹脂が固まり詰まるという問題は解決していないので、採用には至っていませんが対策を考える上でも試用を続けております。 


専用スプレイヤーは通常のホースに装着出来ますので、簡単で手軽とも言えます。

※ 「ガラスコーティング剤」による散布の作業状態


施工方法は両方とも同じで決められた分量の原液を水と混合させながら、ボディ天面部より撒布を行い、極端な抜けが無いように2周程度の撒布で完了させます。


その後、時間を置かないで水による流水を行うだけで、原液と水の反応によりボディに定着するというメカニズムです。


今回の動画では撮影上、1周の撒布と洗い流しを行っていますが、通常は2周での撒布を行います。


 2周の撒布を行ったとしても10分も掛らないで完了できる作業です。


一見すると「ちゃんとコーティング出来ているの?」と思われますが、私は14年間この施工方で行っておりますが、逆に手塗りより均等にボディに吸着していると様々な現象からも見て取れます。


また、手の届かない細部や、パネルの裏側にも流れ込む為に、手塗りでは行えない保護も可能になります。 


そして一番のメリットは塗装面だけではなく、ウインドガラス・メッキ部も含む各樹脂パーツへも同時に保護が行える事が大きいと思います。 


そして、正直に言うと一度この手法を体感すると手塗り作業には戻れません。 洗車から始まりここまで一切の水切りは不要ですので、労力時間の短縮に役立ちます。

※ 高圧洗浄機によるコート剤の洗い流しと反応促進を行います


動画では分かりにくいかも知れませんが、散布後の流水による洗い流し時に、急速に撥水し始めます。 


それと同じくボディ全体に光沢が上がるのが確認できます。


単純に余分なコート剤を流す効果だけではなく、反応促進が図られます。 


よく質問されるのが、コート剤の散布後に時間を置かないで流水で流すと折角コートされた成分も流れるのではないか?時間を置いた方が効果が増すのでは?と質問されます。


答えは、一瞬の水との反応が発生するので流れ落ちる事はありません。 時間を置いても効果は高まりませんし、逆に温度や紫外線等から影響を受ける事により、「水滴状のシミ」が発生してくる事がありますので、直射日光での散布は避けて速やかに洗い流しを行う事が重要です。


もしも、水滴状のシミが発生しても強めに拭き取れば除去出来ますし、時間が経過して発見されても同様に除去出来るので安心下さい。


洗い流し後の拭き取りは、慌てて行わなくてもシミ等は発生しませんので、傷を入れない様に丁寧に拭き上げて下さい。(ダブルコーティングの場合は、この作業で全て完了です)

※ コート剤の洗い流しが完了した状態 


今回はトリプルコーティングの為に洗い流しのまま次回の工程に進みます。


最後にもう一つお伝えしたいのが、新車であってもアンダーコーティングにより光沢が確実に上がりますが、先程も言いましたが、このガラスコーティング施工においても、さらなる光沢が上がるというのが大きな特徴です。 


今回はトリプルコーティングにおけるガラスコーティング施工について解説しました。 


最後までお付き合い頂き有難うございました。

気になった方はサイトも覗いてみて下さい。 

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