DIYサンダーでドアノブ周辺の傷消せますか?~動画で確認下さい。(動画解説)
こんにちは、リキュウコートです。
今回も動画の解説を行いたいと思います。
今回の動画は、初心者でも扱えるDIY用サンダーで「傷除去は出来るのか?」という動画の解説です。
「DIY用サンダー」を使っていくつもの施工動画を作成しておりますが、この機械は正式な名称はダブルアクションサンダーといい、緩やかな回転と偏芯運動の二つの運動が同時に行われ研磨する目的の機械です。
この機械の特徴は、研削の能力はとても低く、研磨ペーパーを取り付けて表面を滑らかに仕上げる事を目的としているサンダーです。
その事から、研磨ペーパーだけではなくコンパウンドを使用した場合でも、強く削る目的には不向きな能力の機械という事と言えます。
本来、磨きのプロが扱う機械でもダブルアクションという機械を仕上げ磨きなどで使用しますが、偏芯運動の能力が倍以上あるものが中心です。
数値で表すと、このDIYサンダーの偏芯運動が径の半径が2mmに対し、磨き専用の機械は5mmの仕様が多く設定されています。
直径で例えると、緩やかな回転と4mm振動するものと、10mm振動する違いをイメージして貰えると分かり易いと思います。
本来の磨きで使用する機械は、2.5倍の能力がある、又は必要であるとも言えます。
逆に言うと、DIYサンダーは目が細かい動き、又は研磨力が低いという事になります。
私が何故この機械を選定したかというと、一般の磨きの経験が無い方でも、事故の発生リスクが少ないという事が一番にあるからです。
その為に、コンパウンドを使用した場合は能力的に低い為に磨きとしては能力が発揮されない機械ですが、リキュウコートの「マルチコート剤」では、コート剤の能力が高い為に、機械の低い能力を安全に補えるメリットがある為に、この機械を選定しました。
勿論、正しい使用をしなければトラブルも発生しますが、普通に使用すれば、初心者にとってはかなりメリットのある機械だと思います。
これまでもDIYサンダーと同様の性能を持つ機械で研究はしておりますが、その機会は圧縮空気を原動力とする「エアーサンダー」という機械ですので、偏芯運動は2mmですが、動力の違い(電気・エアー)によりトルク(馬力)に違いがあるので、私としてもこのDIYサンダーを使用する事で、未知な発見をある事も考えられます。
この様に動画で初めて試す部分もありますので、ご覧になる方もその事を理解して頂き、新たな能力を発見出来たら、面白いのではないかと思います。
今回も前置きが長くなりましたが、今回の傷除去はドアノブ周辺の爪傷等です。
※ 長年に渡り無意識に傷が入ったドアノブ部周辺
長年に渡り無意識な傷が数多く在る事が動画でも分かると思います。
傷自体の深さは比較的に浅いと思いますが、爪傷と言っても中には深い場合もあり、今回は広い面積に傷が存在する為に、機械磨きを使用し仕上がり具合や時間を検証したいと思いました。
そして、一番最初に注意したいのが、いくら能力が低い機械とは言え、機械は手の動きの何十倍から何百倍も動きますので、その摩擦力は決して甘くは考えられません。
その為に、あらかじめ出っ張りのある部位はマスキングを行い防御する必要があります。
機械を使用する場合は、障害物となるものはマスキングを必ず行う事を心掛け下さい。
この機械の特性ですが、回転運動が弱い為に振動の摩擦がメインになる事で、ピンポイントの磨きが難しいというデメリットがあります。
その為に、機械に慣れている私でも今回の様な場合ではドアノブのパーツにマスキングを行わなければ磨けません。
先程言ったように、この機械はピンポイントで磨く事が難しい為に、出っ張りとなる障害物の付け根辺りでは、完全な磨きが行いにくいという事も理解して下さい。
その事を理解しないで付け根だけを見て磨いていたら、その周辺が磨き過ぎるという事があり、塗装が摩擦により削られるという事になりますので、重要なポイントでもあります。
しかしこの弱点がありながらでも、かなり付け根部分でも磨き上げる事が出来たという事は動画でも確認出来ると思います。
もう少し改善したいというのであれば、再度コート剤を塗布し磨きを行うと、もっと仕上がると思います。
※ DIYサンダーによる傷除去磨きで周辺も綺麗に蘇った状態
傷除去だけではなく周辺部においても、かなり綺麗な塗装に蘇って来る事も判ると思います。
そういう意味においても、機械の能力以上の働きが出来た事例だったと思います。
また、時間においても短時間で仕上がる事も判ったと思います。
この事は、「マルチコート剤」の大きな特徴ですが、通常コンパウンドでは傷除去の様な強い磨きの場合は粗い研磨剤を使用しなければいけません。
そして、その磨き傷を仕上げ用の研磨剤で消すという「目消し」という磨きが必ず必要ですので、仕上げるまでに複数の工程が必要です。
動画でも判るように、「マルチコート剤」は強い磨きから仕上げまで、コート剤の特性で勝手に仕上がって来るのが大きな違いであり特徴です。
私が幾度と唱える「技能は不要」 「難しい事はコート剤が行う」という事が、今回の動画でも見て取れると思います。
その為に、初心者でも幾つかの注意点を守るだけで、プロに近い磨きが可能になるという事で、ブログや動画でお見せしたいというのが、私の一番の目的です。
今後も、機械を扱う注意点も交えながら、機械磨きのメリットもお伝えして行こうと思います。
今回はDIYサンダーによる傷除去について解説しました。
最後までお付き合い頂き有難うございました。
気になった方はサイトも覗いてみて下さい。
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