こんな症状でこんな隅々まで磨きで復元出来るのですか?~出来ます!
こんにちは、リキュウコートです。
今回は前回に引き続き「10年以上経過した光沢が減退した塗装の復元」の解説を行いたいと思います。
初めての方は前回の記事を、見て貰えると全体が理解が出来ると思います。
概略の説明をさせて頂きますと、塗装の不具合によりまるで艶消しの様な光沢が減退した状態をコンパウンドを一切使用しないで、リキュウコートのマルチコート剤のみを使用し、機械磨きによるウールバフとスポンジバフの二回磨きで下地を行いました。
マルチコート剤には研磨剤は配合されていませんので削る磨きではなく、2種類のコーティング成分が配合されており機械を使用し摩擦の効果を利用し光沢成分を強制的に浸透を行い復元しました。
これで完了しても一時的な復元で終わりませんが、より強固に長期に渡り維持する為に、リキュウコートのコーティング剤を施工し強固に仕上げました。
コーティングを単純に施工しただけではなく、マルチコート剤とガラスコーティング剤が反応し互いに硬化しますので、仕上がった光沢が下がりません。
この様な現象は一般のコンパウンドやコーティングでは起こらないのが大きなメリットです。
今回も同じ車のドアノブ付近での施工の特徴を解説します。
※ ドアノブ部分の入り込んだ場所で奥深く爪傷もある状態
※ まるで再塗装を行ったかのような傷も除去され隅々まで光沢が復元した状態
この部分は樹脂製の塗装されたドアノブと、手磨きも難しい入り込んだ場所での磨き作業となります。
軽い症状の場合は無理をしないで手磨きで行えるのですが、塗装の不具合で万遍なく光沢が減退しているので機械を使用しウールバフで磨く必要があります。
磨きを行っているプロの方ほど理解出来ると思いますが、この様な症状をこの部分で機械磨きを行うには、塗装を確実に剥がすというデメリットしかありません。
塗装のプレスラインと言って塗装が曲がった部分は平面部よりも塗装の厚みも薄くなっており、ましてウールバフの摩擦が面ではなく点で摩擦する事により、簡単に塗装が剥がれてしまう場所でもあるのです。
その事からも、プロの方であっても機械磨きを行う・行える方は非常に少ないと思います。 これは、腕自慢でいっているのではありません。
マルチコート剤が研磨剤が入っていない削らない磨きという証拠にもなるからです。
これを私がコンパウンドを使用し磨くとなった場合は確実に断ります。
研磨剤は入っていませんがバフによる摩擦がありますので、それだけでも塗装を削るリスクがあるので気を使いますが、マルチコート剤は最短の磨きが可能である事と、コーティング成分の浸透により、塗装の強化にもつながるので、この様な磨きが可能になるのです。
そして、入り込んだ隙間等で十分な摩擦による磨きは出来ませんが、マルチコート剤の光沢成分とガラスコート剤が隙間にも入り込んで反応する為に、隙間でも光沢が復元し、まるで再塗装を行った様な状態まで仕上がるのです。
前回の曲面での磨きと、今回の入り込んだエッジ部のプロでも非常に困難な部位を事例として、コンパウンドとの違いやリキュウコート商品の特徴を解説しました。
これは、プロの方だけに解説したい訳ではなく、機械磨きの様には仕上がりませんが、未経験の方でも手磨きでの使用で十分な効果が得られると思います。
また手磨きであってもコンパウンドを使用し、この様なエッジ部を力を入れて磨くと容易に塗装が薄くなり剥がす恐れがありますので、十分に気を付けなければいけませんが、マルチコート剤なら削るリスクが軽減されます。
完璧な磨きが出来なくても、専用のスプレイヤーによるガラスコーティング剤の撒布を行う事で、手の入らない隙間にも流れ込みマルチコート剤の光沢成分が反応する事により、磨きを補う光沢が浸透しますので満足する仕上がりになると思います。
いつか、手磨きバージョンの施工も解説したいと思います。
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