コンパウンドの知識/使い方編~役割と目的を理解しましょう!
こんにちはリキュウコートです。
今回の記事は前回に続きでコンパウンドの知識~使い方について説明したいと思います。
前回も述べたようにまずはコンパウンドの種類と、それぞれの能力や役割を理解する事が大事です。
次に理解する必要がある事は、どのような素材で磨くかという事です。
古びた固い雑巾のような素材なのか、ウエスと呼ばれるTシャツや肌着の様な柔らかな綿素材とかマイクロクロスの様なものか、またスポンジ素材なのか、スポンジにも柔らかな素材から弾力のある素材まで、素材の種類や特性が様々あります。
確かに素材によって効果も大きく影響を及ぼしますが、ハンドによる手磨きではそこまで厳密に考えていては何も出来ないと思いますので、出来るだけ簡単に説明したいと思います。
そういう事でいうと古びた雑巾でも使えますし他の素材も全て使えます。 塗装を削る能力のある「細目」のコンパウンドとの組み合わせで、塗装は剥げていないけど擦り傷や塗料などが、こびりついた跡などの症状には使えます。
手磨きの場合のポイントは雑巾でもマイクロクロスでも、乾いた状態ではなく一旦水に濡らせて絞った状態で使用する事です。
訳は?手磨きの場合は、機械磨きのように回転や振動の様な磨くという動きではなく、手でこする様な動きなので、深く傷を付けてしまう恐れがあり、また機械で磨くように自然には仕上がって行きません。
その為、磨く効果は少し弱まりますが、無駄に傷を付けないという意味で水分で馴染みを良くする為に水分が必要です。その事で極端な削り過ぎや白ボケを軽減することが出来ます。
固めの素材で患部を磨いた後は、同じく水を絞った柔らかなウエスやマイククロスに「細目」を付けて軽めに磨いて、先程の磨き傷を薄くするイメージで磨いて下さい。
その後は、水を絞ったスポンジ素材を使い「細目」を付け仕上げの磨きを行います。 白ボケの具合を確認しながら、力を調整し周辺を馴染ますような感じです。 本来は「細目」の次に「極細」そして「超微粒子」で磨いて行くのが正しく理想ですが、部分的な傷を磨くのであれば、「細目」だけでもある程度仕上がると思います。
最後は普段お使いのワックスや保護剤をスポンジにつけ磨くと、かなり仕上がるのではと思います。
最後に、コンパウンドを使って手磨きをする上で一番大事なことを説明しますが、傷を完全に消すことは無理だという事を理解して下さい。
浅い洗車傷の様なものは別ですが、爪が引っ掛かる傷は、傷の一番深い部分まで磨くと傷は見えなくなりますが、その反面に塗装が薄くなりクリアー塗装や、下の色の塗装まで剥がす事になる事を理解して下さい。
コンパウンドで出来る事は、あくまでも塗装の上にこびり付いた塗料や、表面上の汚れの除去や、擦り傷を滑らかにすることで「最初よりマシ」になる事が目的で実状です。
当たり前ですがコンパウンドは削る事が役割で、傷を埋める効果はありません。
しかし、その実情を理解して使用すれば、ドアのキャッチ部の爪キズや、部分的な擦り傷を見栄えを良くするには、一般の方にも有効に役立つ便利な商品でもあります。 以前の失敗談でも書きましたように、完璧は求めないように注意しましょう。
やり過ぎは失敗の基であると理解すれば大丈夫だと思います。
※ リキュウコート商品 リキュウコートの商品はコンパウンドよりも簡単に磨く能力もあり、特殊な樹脂成分によって傷を埋める効果もある商品です。
気になった方はサイトの方も覗いて見て下さい。 長々と最後まで読んで頂き有難うございます。
※ リキュウコート商品で磨いた写真が 気になった方はサイトも覗いてみて下さい。
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