コンパウンドの知識/種類編~コンパウンドの名前に惑わされてはいけません!
こんにちは、リキュウコートです。
今回はコンパウンドの概要について書こうと思います。
車関係で仕事でお使いの方には、当たり前すぎる話になるかとは思いますが、最近では一般の方でもコンパウンドを使う事も増えてきたようですし、自分の車を塗装の修理や磨きを依頼する時に知識として何かのお役に立てればと思います。
一言でコンパウンドと言っても幅が広く、金属を磨くものから塗装を磨くものや樹脂製品を磨くものまで種類も多く、その上色んなメーカーからも販売されていますので一般の方には難しい事と思います。
仕事でお使いの方はメーカーにも好みがあるかと思いますし、メーカーによっても能力や機能の違いもありますが、ここでは特定のメーカーの話はやめておこうと思います。
コンパウンドと言うのは一言で説明すると、よく例えられるのは「傷を傷によって消す(磨く)」と言われています。
それはサンドペーパー(研磨紙)の理屈と同じで、コンパウンドとは研磨剤と言われる粒子の事で粗い粒子のコンパウンドから、キメの細か「い粒子のコンパウンドまで種類があります。
車で使用するコンパウンドの種類にはメーカーに関係なく大きく分けると3つに分類されると思います。
1. 一番荒くよく削れる粗い粒子の「細 目」
2. 「細目」の傷を消す「極 細」
3. 一番細かい粒子の「極細」の傷を消す「超微粒子」
ほとんどのコンパウンドは3種類に分類・表示され販売されていると思います。
厳密に言うと、「細目」より粗いコンパウンドで「中目」というものがありますが、プロ(塗装屋)でも使用する方はほとんど居ないと思われる粗いコンパウンドはあります。
ここで気を付けて貰いたいのですが、分類の「細目」という名前の印象でコンパウンドを選ばないという事です。
「細目」というと何か細かい・軽いというイメージを持つのは私だけでしょうか? しかし実際の能力は、塗装を実際に研磨により剥がす能力があります。
「名は体を表す?」が全てではなく、分類の名前に惑わされないように注意しましょう。
「細目」で磨く事により、塗装表面に擦れてついた摩擦傷(塗装の剥がれ以外)は、手磨きでもかなり目立た無くなります。
しかし注意しなければ塗装の色(濃色)によっては、傷は目立たなくなったが「白くボケた!」という事や色が薄く(剥がれ)なったという事もあります。
その「白ボケ」を薄くするのが「極細」です。
「極細」で最初の白ボケは薄くなります。 そして最後に「超微粒子」で仕上げます。
磨きとは、コンパウンドの粒子と、コンパウンドを付けて磨く素材の組み合わせによっても、磨く能力や仕上がりが大きく変わって来ます。
古びた固く劣化した雑巾で磨くのと柔らかいマイクロ素材やスポンジ素材で磨くのでは、同じ粒子のコンパウンドでも全く違ってくるのです。
今回はコンパウンドの概要について簡単に述べました。
次回はコンパウンドの使い方について解説したいと思います。
最後までお読みいただき有難うございました。
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