新車の光沢をさらに鏡面光沢に出来るんですか?~出来ますよ、本当に!
こんにちは、リキュウコートです。
先日の記事で、「10年間の汚れを一気に除去」という記事で商品能力について解説しました。
今回の記事では、それとは正反対の「新車の磨き」という事例が最近ありましたので紹介したいと思います。
新車を納車して3カ月という車が、誤って洗車機にて洗浄してしまい、ボディに洗車傷が入ったというトラブルの対処として入庫しました。
説明を受け傷の状況を確認しましたが、はっきりとした傷というものは正直確認できませんでした。
それらしき症状として確認できるのは、直射日光が塗装面に当たると光が塗装表面で乱反射して見える物が傷に見える事かも知れないと感じました。
乱反射も塗装面が平滑で傷が少ない程、乱反射が目立たないという事があります。
どうしても、その症状が許せないという対処する側から見ると、新車でまだ3カ月という状況でボディカラーがブラックのソリッド(単色)カラーという難しい条件です。
その上、明確に確認できる傷やシミや汚れという症状ではないので、実際の作業中に見えない状況で作業を進める事になります。
リキュウコートのマルチコート剤の特徴は、コンパウンドの研磨剤等は入っていないので、磨き傷が入らないというメリットがありますが、機械を使用して磨くのでバフと塗装面に摩擦は発生します。
それでも、通常の作業後の仕上がりでは磨き傷は見えないという自信はありましたが、今回の様な見方で確認するような事は実際ありません。
乱反射の発生を減少させるには、目には見えないレベルの微細な傷を発生させない事が条件ですので、最後の洗い流しの拭き取り作業でも発生の可能性がありますので、完成までは一切気が抜けないと思いました。
まず初めに洗車を行い磨く作業で傷の原因となる泥砂を丁寧に洗い流しました。
洗車の作業で感じた事ですが、ボディ(ガラスを含む)全体が、強い撥水をする状態でした。
この車は新車時でコーティング施工済みであるので、3カ月経過して、この様な強い撥水をするには最近何らかのメンテナンスを行っていると推測しました。
もしもそのメンテナンスが、シリコン・ワックス系であるとすると、磨きにて全てを除去しないといけないと判断しました。
それは何故かと言うと、シリコン・ワックス系のメンテナンスでは薄いですけど被膜が形成されるので、そこに洗車ブラシによる傷が入る事が考えられるからです。
その場合、上手くその皮膜を除去出来れば、目に見えない程度の傷も除去できるのではないかと思いました。 後は、マルチコート剤の能力を信じ、磨く作業時に出来るだけ均等な力とムラの無い動きを心掛け、目に見えない傷の除去と格闘しました。
通常3カ月程度の不純物の除去には専用のスポンジ素材のバフで磨くと完了しますが、今回は慎重に、汚れを除去する為のスポンジバフで磨いた後に、とても柔らかい仕上げ用スポンジバフで目消しを目的に仕上げる事にしました。
作業は、目には見えない傷ですが順調に進み磨き作業が終了し、仕上げとしてトップコートのミラー
コート剤を散布して仕上げる事になりました。
マルチコート剤による磨きだけでも良いと思いますが、今回の場合、乱反射を極力防ぎたいので、目には見えないレベルの磨きによる摩擦傷をミラーコート剤の能力で埋めたいという考えからでした。
ミラーコート剤の特徴でもありますが、浸透力が強いので鏡面磨きを行ったかのような仕上がりになります。 それは塗装表面に高い密度で樹脂成分が浸透する事による結果だと考えらえます。
そして、すべての作業が無事に終了しました。 マルチコート剤による磨きででも鏡面状態に近づきますが、想定通りミラーコート剤の散布により樹脂成分が吸着・浸透する事で尚一層の鏡面状態になりウインドウガラスに近い映り込みになりました。
この状況は掲載している写真でも確認できると思います。
※ ボディ全体がウインドウガラスの様な映り込みの状態(鏡面光沢仕上げ)
肝心な傷の確認と乱反射の確認でもかなり改善が出来た「クッキリ・スッキリ」としたという表現の状態でした。 やはり、洗車時に推測したシリコン・ワックス被膜に入った傷が原因だと思われ、被膜の除去により、不純物となるものが極力無くなったという現れだと思います。
★今回の事例でのアドバイスですが、水を良く弾くというのは一見すると良い事に見えますが、その成分により余分な被膜となり様々な要因となる可能性があるという事です。
★車を守る撥水被膜が硬化被膜でない為に洗車傷や拭き取り時にも目に見えないレベルの微細な傷が入る為に、乱反射が多く発生すると私は考えます。
今回は普段の作業よりも手間をかけましたが、この様な場合は信用を得る事が最も重要だと思いますので特別な事例として紹介しました。
前回の「10年間の汚れを一気に…」も今回の対処も使用している処理剤は、マルチコート剤とミラーコート剤のみで対応し、他社商品は一切使用しておりません。
また、自画自賛になりますが、この2つの対照的な事例に対応するには、かなりの商品能力と使いこなす経験と技能が必要です。
しかしリキュウコートの商品では、大した経験や技能が無くても商品能力のみで対処できるので、我ながら凄い商品能力だと再認識しました。
しかし驕ることなく、これからも邁進して行こうと思います。
かなり長文になりましたが最後までお付き合い頂き有難うございました。
気になった方はサイトも覗いてみて下さい。
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